韓国の公共交通機関は、日本と比較すると料金がとてもお得です!代表的な交通機関は地下鉄ですが、地下鉄の路線が通っていない場所に行くにはバスが便利です😊
地下鉄よりも少しハードルが高く感じるバスですが、一度マスターするととても移動が楽になります。この記事では韓国のバス事情(主にソウル市内)について、ソウル市バス運送事業組合(서울특별시버스운송사업조합)のサイトも参考にまとめてみました🚌
バスの種類
バスはその特性によって色で分けられています。また韓国のバスには、出発地と到着地が分かるように2~4桁の番号がふられています。
幹線バス(青)간선버스カnソnボス
- 主にソウル市内遠距離を運行
- 主要拠点を直線的に結ぶ路線
- 番号は3桁
左から一番目:圏域を区分する番号
二番目:到着する圏域区分番号
三番目:路線番号
支線バス(緑)지선버스チソnボス
- 一般的に多く利用されているバス
- 幹線バスと地下鉄で連携して、地域内を繋げるためのバス
- 幹線バスが通らない地域で屈曲した路線
- 番号は4桁
左から一番目:出発地の圏域区分番号
二番目:到着地の圏域番号
三・四番目:路線一連番号
広域バス(赤)광역버스グァngヨkボス
- ソウルと首都圏都市を急行で行き来するバス
- 番号は4桁
左から一番目:広域バスの区分番号「9」
二番目:出発地の圏域区分番号
三・四番目:路線一連番号
循環バス(黄)순환버스スnファnボス
- 都心と副都心内で短距離循環運行のためのバス
- 番号は2桁
左から一番目:圏域区分番号
二番目:路線一連番号
深夜バス(青)심야버스シmヤボス
- 深夜/早朝時間帯のバス
- 深夜12時~早朝4時まで運行
- 番号の先頭にNightの「N」がついている
町内バス(緑)마을버스マウルボス
- 市内バスや地下鉄などの交通機関がない町内の住宅地を循環しているバス
- 下町と他の交通機関をつなぐように狭い範囲をグルグル回っている
- 料金は地域によって異なるが、市内バスや地下鉄よりも安い
ソウル市の圏域区分番号
1圏域:道峰(도봉)、江北(강북)、城北(성북)、蘆原(노원)
2圏域:東大門(동대문)、中浪(중랑)、城東(성동)、広津(광진)
3圏域:江東(강동)、松坡(송파)
4圏域:瑞草区(서초)、江南区(강남)
5圏域:動作(동작)、管楽(관악)、金泉(금천)
6圏域:江西(강서)、陽川(양천)、九老(구로)、永登浦(영등포)
7圏域:恩平(은평)、麻浦(마포)、西大門(서대문)
バスの基本料金、乗り換え料金について
目的地に到着するまでに、バスを何回か乗り継いだり、バスから地下鉄に乗り換えたりすることってよくあると思います。韓国の公共交通機関は乗り換えをしたとしても、最初に乗車したときに基本料金がかかり、距離に応じて加算されていく方式になっています。
日本と比較して基本料金が安いうえに、乗り換えても追加料金がかからないなんて、本当にお財布に嬉しいシステムですよね!ただ、しっかりルールはあるので、料金システムについて知っておきましょう!
ソウル市内料金表※22年4月現在
区分 | カード | 現金 | 早朝割引 | |
---|---|---|---|---|
幹線/支線バス | 一般 | 1200W | 1300W | 960W |
青少年 | 720W | 1000W | 580W | |
子ども | 450W | 450W | 360W | |
循環バス | 一般 | 1100W | 1200W | 880W |
青少年 | 560W | 800W | 450W | |
子ども | 350W | 350W | 280W | |
広域バス | 一般 | 2300W | 2400W | 1840W |
青少年 | 1360W | 1800W | 1090W | |
子ども | 1200W | 1200W | 960W | |
深夜バス | 一般 | 2150W | 2250W | ー |
青少年 | 1360W | 1800W | ー | |
子ども | 1200W | 1200W | ー | |
町内バス | 一般 | 900W | 1000W | ー |
青少年 | 480W | 550W | ー | |
子ども | 300W | 300W | ー |
料金加算方式
- バスのみ一回利用の場合、単一料金制適用
- 乗換時の基本料金(10kmまで)+追加5km毎に100ウォンずつ追加料金
- 乗換時、追加料金は利用交通手段のうち高い基本料金を適用
- 4回乗り換え(5回乗車)までは無料乗り換え可能
- 下車後の30分以内に次のバス又は地下鉄に乗車しなければ、無料の乗り換えは適用されない(夜9時~翌日午前7時までは1時間以内)
多人数の乗り換え
- 乗車、下車、乗り換えの人物が同一である場合に適用
- 地下鉄の乗り換えはできない
同一車両/同一路線利用
- 同一車両/同一路線での乗り換えは適用されない
- 同一車両で再乗車する場合、基本料金が適用される
市内バスの無賃乗車及び割引対象者
子どもは何歳まで無賃乗車できるのか…などお子さんをお持ちの方は気になりませんか?また割引の対象についての内容です。
無賃乗車対象の子ども
- 保護者(成人)が同伴する満6歳未満、乳幼児3人(3人以上の乳幼児、乳幼児単独での乗車時は子供料金適用)
一般料金割引対象
- 青少年(青少年カード登録時)
満13歳以上~満19歳未満
小・中等教育法に基づき学校に在学中の満19歳以上~満24歳以下 - 子ども:満6歳以上~満13歳未満
早朝割引及び深夜バス利用案内早期割引
- 午前6時30分以前の交通カード利用乗客(深夜バスを除く)
- 深夜バス運行:午前12時~午前4時まで(出発地基準)
バス乗車時の注意事項
日本はとてもゆっくり安全に…ということを第一にバス運行されている印象ですが、韓国のバスはとにかく「早く!」という気持ちが運転に出ていてなかなか激しいバスが多いです。
そこでバス乗車時の注意事項を私の感覚も含めて綴ります。
交通カードの残高は250ウォン以上維持されていないといけない。
交通カードを利用する方は、バスでチャージが出来ないので事前に残高は把握して、チャージしておきましょう。
カフェでテイクアウトしたコーヒーカップの持ち込み禁止。
法律で禁止されています。運転の激しいバスにコーヒーカップを持って入ったら、どうなってしまう可能性があるかは想像がつきますよね。蓋が付いていれば持ち込みOKですが、飲むことはできません。
乗車後はすぐに席に座るか、手すりを掴んで安定する位置を確保する。
とにかく揺れるのと、運転手にもよりますが乗車してすぐに急発進されることもあります。移動するにしても手すりを掴みながら、移動した方がいい場合があります。特にマウルバスは車体が小さく、細いクネクネした道を通るので揺れがさらに激しい印象です。私の住んでいる地域のマウルバスは座っているのに、お尻が浮いたことがあります笑
バス内でも通話はOK
バス内で通話しているもいますので、特に違反にはなりません。しかし大声で話していたり、通話に限りませんが他の乗客の迷惑になるような行為は周囲から痛い視線が送られます…😅
韓国のバスについて知ることが出来たでしょうか?
是非今回の記事を参考にしていただいて、少しでも安心して韓国のバスを乗りこなしてください☆
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